2005年8月29日

おとといまで滞在していたワシントンとニューヨークではすごい猛暑で、特に以前湿地帯であったワシントンはとても蒸し暑く、半ズボンが外出にちょうどよい服装でありました。ひさしぶりに冷房の有り難さをしみじみ感じたものです。ところがこの間ドイツでは連日雨が降っていたようで、バイエルン南部では洪水まで起こる始末。ドイツ人たちはみな不機嫌です。ベランダの植物は、2週間留守にするとふつう枯れてしまうのですが、今回はかなり生き残っていたので、いかに雨が多かったかがわかりました。

ブロードウエーで観たメル・ブルックスのミュージカル「The Producers」は素晴らしい出来でした。特に、これほどまでにナチスドイツをこけにした作品も珍しいのではないでしょうか。劇を見てあれほど大笑いしたのは、久しぶりのことです。ブラックユーモアのセンスは、彼の映画そのもの。大学生の頃に見た「High Anxiety」などを思い出しました。そう言えば、彼の作品には昔からよくドイツ兵が出演していましたが、この作品もそうです。だが、ドイツ人に対する冗談がきつすぎて、このミュージカルはドイツでは上演できないでしょう。